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沿革

  • 1960年
  • 旧伊予三島中曽根町にて、一柳寛(いちりゅうゆたか)によって創業。「一柳こんにゃく店」としてこんにゃく製造、卸販売を始める。
  • 1967年
  • 苦心の末、独自の「からしこんにゃく」創造し製造を始める。辛いけど旨いと評判になる。
  • 1994年
  • 一柳美枝子氏一柳美枝子氏が義父一柳寛氏より店を引き継ぎ、代表者となる。
  • 1997年
  • 旧伊予三島市中之庄町に新工場建設。店舗販売も始める。
  • 1998年
  • こんにゃくケーキこんにゃく工房(菓子部門)を創業。こんにゃくケーキを製造販売。
  • 2001年
  • 工場改築。
  • 2002年
  • 店舗改装。マリーカルメンクッキーを販売。
  • 2003年
  • こんにゃくうどんを販売。
  • 2004年
  • 媛だるまこんにゃく 媛だるまこんにゃく(丸)、媛だるまこんにゃく(角)が「良い食品づくりの会」の認定を受け、
    全国有名百貨店に出荷が始まる。 民放各局より放映、話題の店になる。
  • 2005年
  • こんにゃくベーグルパンこんにゃくベーグルパンを販売。
    媛だるまこんにゃく(糸)が「良い食品づくりの会」の認定を受ける。
  • 2006年
  • こんにゃくで経営革新(県事業)の承認を受ける。
    株式会社一柳を設立。
    12月新工場建設。
  • 2007年
  • 「空飛ぶくじら」壁画 新工場に三島高校生徒による「空飛ぶくじら」壁画制作。
  • 2008年
  • バイパス側に新店舗オープン。
  • 2009年
  • 収穫祭県の補助事業の一環として、『地域密着型ビジネス創出事業』の認定を受ける。
    地元愛媛県立三島高等学校インターシップの受け入れ開始。
    ・三島高校生と商い甲子園に参加、市長賞をいただく。
    ・紙せん(こんにゃくせんべい)の商品開発始動
    自社農場でこんにゃく芋の生産に取り組み始める。
  • 2010年
  • こんにゃくのウェット、ドライ、ペーストで国の事業の一環として、『地域資源活用新事業展開支援事業』の認定を受ける。
  • 2011年
  • 楽天ショップオープン。
    地元愛媛県立三島高等学校インターシップ受け入れ(15名)。
  • 2012年
  • 第21回優良経営食料品小売店等表彰事業特定加工食品
    小売業部門において経営技術の内容が優良と認められ表彰されました。

2代目を継いだ「嫁」

1960年、初代・一柳寛(いちりゅうゆたか)によって創業した「一柳こんにゃく店」を、長男の嫁である一柳美枝子が2代目として引き継いだのが1994年のこと。
2代目 一柳美枝子氏
こんにゃく芋収穫
とはいえ、それまで「嫁」として家業を手伝う程度にしか携わっていなかっただけに、こんにゃく作りも店の経営もまったくの素人。機械の動かし方から材料の配合、良いこんにゃく芋の見極め方など、一から学ぶ状態。突然機械が止まったり、配合ミスでこんにゃくが固まらずに全て破棄したり、多くの失敗を繰り返しながら奮闘する日々が続きました。

昔ながらのこんにゃく作り復活への挑戦

2代目を継いだ当時、こんにゃく業界は機械化が進み、こんにゃく粉を使って機械で大量生産する製法が主流。「一柳こんにゃく店」でも、こんにゃく粉を使ったこんにゃく作りを行っていました。
ただし、冬場だけは、その年に収穫した生のこんにゃく芋を使って製造。その味は明らかに粉で製造したものとは違いました。
そこで先代に、「なぜ、通年生芋から作らないのか」と、尋ねると、返ってきた答えは「製造に手間がかかり、生芋の保管が大変だから」。
生芋
こんにゃく作り
粉の場合は、水と水酸化カルシウムを混ぜて型に入れて固めるだけ。しかし、生のこんにゃく芋の場合は、芋を洗って、煮て、すりおろし、水を加えて寝かせた後バタ練り機で練り、その後水酸化カルシウムを混ぜて、型に入れて固めます。時間も手間も倍以上かかります。
しかも、こんにゃく芋は腐りやすく保管が難しい作物。こんにゃく芋から作る昔ながらの製法が衰退するのも時代の成り行きです。
しかし2代目は、あえて生のこんにゃく芋を使ったこんにゃく作りを復活させることを決心します。
機械で大量生産された個性のない画一的なこんにゃくではなく、こんにゃく芋本来の風味や食感のある、昔ながらの本物のこんにゃくを味わって欲しいとの願いを込めて取り組んだ2代目の挑戦。
生芋の確保や管理、手間暇のかかる伝統製法によるこんにゃく作りなど、そのどれもが一筋縄ではいかない苦労の連続でした。
こうして復活させた生芋100%の「媛だるまこんにゃく」は、今では「一柳こんにゃく店」の看板商品となっています。
媛だるまこんにゃく

消費拡大に向けての商品開発への挑戦

2代目が取り組むもう一つのチャレンジ。それはこんにゃくの消費拡大を目指し、今のニーズに合う新しいこんにゃく商品を開発することです。

現在、こんにゃくの消費は食の欧米化や少子化により減少傾向にあります。
1世帯で1カ月に1丁半しか食べられていないとも言われています。
昔から日本人の食卓に並び、食されてきたこんにゃくを、一人でも多くの人に、毎日でも食べていただきたいとの思いから、こんにゃくを使った様々なオリジナル商品の開発に取り組んでいます。
オリジナル商品の開発
こんにゃくケーキ
特に若い世代のこんにゃく離れを意識し、調理の手間なくすぐに食べられるようにと開発した「こんにゃくケーキ」や「こんにゃくベーグル」、「こんにゃくロールケーキ」などは、ダイエットや健康志向のニーズにもマッチし、「一柳こんにゃく店」の人気商品となっています。

また、生のこんにゃく芋(国産)を原料に、長期保存が可能なこんにゃくペーストを自社で開発。このペーストを使った「こんにゃくハンバーグ」や「こんにゃくウィンナー」は、メタボ対策やカロリー制限している方からの指示も高く、幅広い年齢層の消費拡大に役立っています。
さらに、このこんにゃくペーストは、自社商品だけでなく、レストランや食品会社などに食材として販売することで、多様な料理や商品に加工され、こんにゃくの消費拡大に新しい広がりが期待できます。
一柳こんにゃく店 商品

現在、「一柳こんにゃく店」では、「媛だるまこんにゃく」などのこんにゃく商品を基本に、こんにゃくを使った「こんにゃくケーキ」や「こんにゃくベーグル」、「こんにゃくハンバーグ」など、20種類以上もの自社商品を販売しています。
こんにゃくを使ったアイデア商品については、さらに完成度を高め、時代や消費者のニーズに合った商品開発も継続中です。
こんにゃくの消費拡大に向けて2代目の挑戦は、これからもまだまだ続きます。


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